大規模修繕工事の流れ

Flow of Large Repair

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マンションの大規模修繕工事の一般的な流れになります。修繕工事の安全性、重要性について解説します。
又建築工事として、玄関ドアの取替工事をドア枠も含めたカバー工法工事としてご紹介します。

工事着工

工事着工に先立ち、工事説明会を行います。同時に戸別アンケート調査を行いご要望に応じて各戸の皆様の工事に際してのご質問・ご要望等対応致します。(バルコニーの所有物、エアコン室外機、ルーフバルコニーの物置等々)。工事着工は先ず共通仮設から開始します。仮設事務所・トイレ・掲示版の設置、通路の養生等を行います。

仮設事務所

仮設事務所

掲示板

掲示板

通路養生

通路養生

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外部足場の設置

外壁下地・タイル補修やシール・塗装等、工事に必要な足場の組立解体作業を行います。又足場に於ける、墜落や落下物災害防止設備、第三者・お子さまの足場内へ侵入防止及安全設備も同時に設置します。

外部足場組立

外部足場組立

落下物防止設備(朝顔)

落下物防止設備(朝顔)

侵入防止設備

侵入防止設備

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全面劣化調査

足場設置が完了後、外壁面・屋上などの劣化調査を行います。下地補修工事などは劣化診断時の部分的な調査を基に施工数量を想定するのが一般的ですが、全面調査を行う事により実際の数量を把握していきます。

補修箇所マーキング

補修箇所マーキング

補修箇所マーキング

補修箇所マーキング

補修実数調査図・数量表作成

補修実数調査図・数量表作成

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下地補修工事

既存塗装面の亀裂、欠損、爆裂については、コンクリート面が暴露される為、中性化が進行し、浸水による内部の鉄筋の腐食が発生します。タイルの浮き・亀裂等による貼替・下地モルタルの浮き部注入を放置した場合落下する危険性もあります。又タイル面の汚れの放置及び、目地補修については一定期に行わないと、新築時の美観を保てなくなります。
 

施工例:亀裂補修工事(Uカットシール+樹脂モルタル補修)

下地補修工事
下地補修工事
下地補修工事
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シール打替工事

シーリングは、タイル目地、打継、サッシ~タイル・コンクリート間など、ひび割れや、浸水を防ぐ為に施されていますが、耐用年数は5年~10年位と部位により巾があります。場所によっては5年近くで硬化し、ひび割れ等の発生により、漏水が発生する場合があります。大規模修繕の際には足場の架設を行う為、10年~12年でシールの打替を行うのが一般的です。

施工例:サッシ水切り皿板シーリング打替
シール打替工事
シール打替工事

施工例:共用廊下スリット目地作成

シール打替工事
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外壁塗装工事

外壁面塗装は、大気汚染や紫外線・風雨に晒されて新築時の美観は徐々に失われ、塗膜の劣化(白亜化)が進行していきます。白亜化が進行するとコンクリート面が露わになる恐れがあり、再度保護塗装を行う事により、建物の延命と美観の復元ができます。

高圧洗浄後、微弾性塗料下塗

高圧洗浄後、微弾性塗料下塗

耐候・防汚性塗装中塗

耐候・防汚性塗装中塗

耐候・防汚性塗装上塗

耐候・防汚性塗装上塗

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屋上防水工事

屋上防水やルーフバルコニーの防水は新築時アスファルト防水の露出工法やコンクリート押さえ工法で施工されている場合がほとんどです。露出防水の場合は保護塗装の風化や膨れ・継ぎ目部分のメクレや亀裂、コンクリート押さえ工法の場合は目地部の劣化やコンクリートの風化が発生します。漏水の原因は特定しにくく、場合によっては外壁面や屋上の躯体の劣化による場合もあり、厳しい気候に晒される屋上部は診断を行なった上、それに見合った改修工事をお勧めします。
 

施工例:屋上アスファルト露出防水部分補修工事(全面改修も行います)

屋上防水工事
屋上防水工事
屋上防水工事
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鉄部塗装工事

既存鉄部塗装は新築時油性樹脂調合ペイントや改修時ウレタン系塗装などが塗布されています。又焼付塗装の各種盤や箱類もこれに含まれますが、3年~5年の間にて塗替が必要されています。塗膜の劣化が進行し、錆の発生が見られると腐食の進行が早まりますので、屋外など場所によっては早めの塗替が必要になります。
 

施工例:パイプシャフト扉塗替

鉄部塗装工事
鉄部塗装工事
鉄部塗装工事
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建築工事

各戸の玄関ドアをカバー工法による更新工事にて行います。既存のスチール枠を撤去せずに、内法5㎜程度の縮小で新規の枠・扉共真新しくする事ができます。又ドア以外にもアルミサッシの更新も行います。

建築工事

改修前

建築工事

改修後

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検査関係

工程の流れにそって、管理組合理事会様や修繕委員会様との打合せを随時行い、工程の進捗状況や補修実数の報告、クレームの対応状況等、定期的な会議を行います。工事の節目で、足場上からや屋上にて打合や検査を行います。

検査関係

下地調査後立合検査

検査関係

下地補修後立合検査

検査関係

検査完了後足場解体

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工事完了

足場解体後最終検査を行い、完成図書・保証書・引渡書類を提出して、工事完成引渡となります。

施工前

施工前

施工後

施工後