本社の耐震改修に合わせて行ったエントランスの改修工事です。外観については、耐震補強によってエントランス前の柱サイズが部分的に大きくなることがわかっており、それをデザインに積極的に取り込み2つの門型のフレームが重なりあった形として、来訪者を招き入れるゲートとなるようイメージしました。エントランス内部はルーバーを天井から正面の壁におろし来訪者の動線を示しつつ、その先の階段をルーバーで覆って間接照明で演出しました。新たに設置したスロープ部分は、新設したスロープの手摺壁と、あえて残した既存トラバーチン壁面とで新旧を融合させる空間としました。来訪者がベンチに気軽に腰を掛けながら、当社の歴史を知っていただく為に壁面埋めこみのデジタルサイネージを設置しました。当社のこれまでの歴史を重んじながらも、さらに発展していきたい、という願いを込めて取り組みました。